THREE CHEERS FOR OUR SIDE~海へ行くつもりじゃなかった~ / Flipper's Guitar

海へ行くつもりじゃなかった
最初に彼らを見た時、もの凄い衝撃を受けた。
だって彼ら顔がロックじゃないんです。
それは非ロック顔で悩む僕に勇気を与えてくれました。(向井秀徳は神)
そして僕は非ロックヅラをさげて堂々と音楽スタジオやライブハウスに行けるようになった。ありがとう。
ツラのことはどうでもいい。
3rdアルバム「ヘッド博士の世界塔」がギターポップの大名盤ならこの1stアルバムはネオアコの大名盤。
一貫してストレートでシンプルな高純度ネオアコサウンドが聴ける。
個人的には単純にメロディだけなら発表した3枚のアルバムの中で一番好きだ。
楽曲のクオリティは本場英国のネオアコにもまったくひけをとらない。
ていうか拙い英語の発音のせいなのか、日本人の僕には本場のネオアコよりかえって心地よく耳に響く。
そしてこのアルバムは80年代英国のネオアコやアノラックに対する溢れんばかりの愛情が詰まっている。
「Goodbye,our Pastels Badges」を聴けばネオアコ好きの人は嬉しさのあまり舌をベロンと出して浮れポンチになること請け合いだ。
間違っても下をベロンと出して浮れチ○ポにはならないように。
ポストカード、スコットランド、ハイランド・ハードレイン、ボーイ・ヘア・ドレッサーズ、パステルズ、アノラックとよくもまあここまで盛り込んだと思うぐらいたくさんの引用がある。
フリッパーズの一番の魅力は音楽に対する愛情だ。
他のバンドよりも、音楽記者よりも、誰よりも音楽への愛が深かった。(その深さ聖帝サウザークラス)
そして他の誰よりも口が悪く、根性がひん曲がっていたのも魅力でした。

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